お中元の熨斗 (のし) に続いて、のしの話。病気のお見舞いや、災害のお見舞いの時に使うのし紙の水引は、紅白5本結び切り。
そして、"熨斗" はつけない場合が多いです。
"熨斗" とは、のし袋やのし紙の右上についてる長い六角形のコレ↓。
"熨斗" は元々、薄く切ったあわびをのして (アイロンして引き延ばして) 乾燥させたモノで、長寿・延寿を意味してます。
おめでたい印象があるので、現在のお見舞いののし紙には "熨斗" がついていないモノが多いですが、本来の延寿の意味を考えると、"熨斗" がついていても大丈夫ですね。
"お見舞いに紅白の水引を使うのはどうなんだろう?" と感じる場合もあると思います。
そんな時は無理にのし紙をかける必要はないんじゃないかな。のし紙よりも、一筆、お見舞いのお手紙を添えたら、もっと心が伝わるよ!
ところで、お見舞いはお見舞いでも、合宿などの "陣中見舞い" は、紅白蝶結びののし紙を使ってね。
お見舞いのお金を包むときの熨斗袋は次のとおり。
- 病気見舞い
- 左に赤線の入った専用封筒か市販の白い封筒が無難。表書きは「御見舞」
- 災害見舞い
- 市販の白い封筒。表書きは「御見舞」
- 陣中見舞い
- 紅白蝶結びののし袋。表書きは「陣中御見舞」のほか「祈優勝」「祈御活躍」などでも
知ってるとイザという時に役立つ、お見舞いのアレコレでした!