HTTP から HTTPS に移行するために、SSL を導入したら、行うことをチェックリストでまとめました。
リンクの変更
Facebook や Twitter、Google+ のプロフィールで設定するアドレスなどを、できるだけ http://
から https://
に置き換えます。
サイトマップの変更
サイトマップのアドレスを https://
に置き換えます。
canonical の変更
link タグを https:// で始まるように変更します。
リダイレクト
HTTP 接続したアクセスを HTTPS 接続にリダイレクトします。
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTPS} off [OR]
RewriteCond %{SERVER_PORT} !^443$
RewriteRule ^.*$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
HSTS (HTTP Strict Transport Security)
HSTS は HTTP で接続したとき、強制的に HTTPS 接続へリダイレクトさせ、移行そのドメインへのアクセスをすべて HTTPS にするようブラウザーに対してリクエストする HTTP レスポンスヘッダーです。
Strict Transport Security ヘッダーの形式は次のとおりです。
Strict-Transport-Security:max-age=有効期間秒数;includeSubDomains; preload
max-age
は HTTPS で通信する期間を指定します。includeSubDomains
を追記することで、サブドメインも含めることができます。preload
事前に HSTS リストに登録しておくことで、最初の接続から HTTPS 接続にするためのオプションです。
.htaccess で Strict Transport Security ヘッダーを出力する設定例
Header set Strict-Transport-Security "max-age=31536000; includeSubDomains; preload"
手順
- .htaccess などで Strict Transport Security ヘッダー を出力するようにする。
- 次のページで HSTS list に登録する。
HSTS Preload Submission
※ 登録されるまで数週間かかります。
確認
HSTS list に反映されたかどうかを確認するには、Google Chrome で chrome://net-internals/#hsts にアクセスして、Query domain で検索します。
Search Console
Google Search Console に https:// で始まるサイトを登録し、http:// で登録されたサイトを移行します。
このとき、http:// で始まるサイトでリンクの否認を行っていた場合は、新しく登録した https:// で始まるサイトでもアップロードする必要があります。
また、サイトマップを登録している場合も再登録します。
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